2019年に大阪市立美術館でフェルメールの展覧会が開催されます。
有名だけど現存作品が少ないフェルメールの作品のうち、6点が大阪で公開されます。
注目の展覧会となること間違いなしです!概要や展示作品などを紹介します。
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Contents
開催概要
展示会場
大阪市立美術館
所在地:大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1−82
展覧会期間
- 2019年2月16日(土)~5月12日(日)に開催予定
会期は約3ヶ月間。
大阪展のフェルメール作品数は6点
Sponsored Linkフェルメールは有名な画家ですが、寡作であることも知られていて、現存するのはわずか35作品(専門家によって見解は異なります)。
2019年の大阪のフェルメール展ではそのうち6点が展示公開されます。
【要確認】「フェルメール展」でのフェルメール作品出展リスト(東京&大阪) https://t.co/QCnHREZh7g 会場や期間により観られる作品が変わりますのでご注意を。 #フェルメール展 pic.twitter.com/FOjOresAZ2
— Tak(たけ) @『いちばんやさしい美術鑑賞』 (@taktwi) 2018年11月2日
大阪展で展示されるフェルメール作品
- 恋文(大阪展のみで展示)
- 取り持ち女
- マルタとマリアの家のキリスト
- リュートを調弦する女
- 手紙を書く女
- 手紙を書く婦人と召使い
このうち「恋文」は2018年の東京展で展示されておらず、大阪展のみでの展示となります。
逆に「牛乳を注ぐ女」「ワイングラス」「赤い帽子の娘」「真珠の首飾りの女」の4点は東京展のみの展示なので、大阪展では鑑賞できません。
大阪展と東京展の違い
前述のとおり、大阪展と東京展では、展示されるフェルメールの作品が異なりますが、ほかにも違いがあります。
大阪展はチケットは日時指定入場制ではない
2018年に上野の森美術館で開催されたフェルメール展は、大混雑が予想されるため、日時を指定して入場する形式で運営されました。
2019年2月から大阪で巡回展で開催されていますが、大阪展は日時指定入場制ではありません。
そのため通常の美術展覧会と同様に、観覧する形式です。
会期が終わりに近づくにつれて、混雑することが予想されるので早めに行くことを強くおすすめします。
大阪展の音声ガイドはオプション
フェルメールの東京展では、音声ガイド利用料金が美術展の観覧料に含まれており、音声ガイドが全観覧者に配布されました。
大阪展では音声ガイドの利用はオプションとなっております。
フェルメール展の音声ガイドを担当しているのは女優の「石原さとみ」さんです。
美術展の音声ガイドは、展示されているもののうち一部の作品の解説が収録されているというのが一般的です。
フェルメール展の音声ガイドで解説されているのも(少なくとも東京展では)一部の作品のみでした。
(当ブログ管理人は大阪展では音声ガイドを借りていません)。
大阪展では冊子の配布がない
フェルメールの東京展では、音声ガイドだけでなく、「展示されている全作品の解説が書かれた青い冊子」が配布されました。
大阪展では、この「青い冊子」の配布はありませんでした。
会期終了直前に滑り込み。
⭕️9点ズラリ圧巻/本物は凄い/音声ガイド付/時間指定予約制/石原さとみ様の声は国宝
△ 冊子は為になるが絵の前で読む人続出で渋滞悪化
❌運営が残念/将棋倒し寸前/割り込む人の勝ち状態/ポストカードの色が実物とかなり違う
とは言え大阪も行きたい#フェルメール展 pic.twitter.com/dTbsFkw7lG— adrastea (@adrastea426) 2019年2月2日
▲ツイートで「冊子は為になるが絵の前で読む人続出で渋滞悪化」と書かれていますが、私も東京展にいったときに同じことを感じました。
展示作品の近くの壁面にキャプション(作品の解説)を貼っておくと、その周辺が混雑するため「解説を書いた冊子を全観覧者に配布すること」で混雑を緩和する狙いがあったのだと思います。
しかしながら東京展の展示会場では「展示作品の正面に立って冊子の解説を読む → 読み終わってから作品を鑑賞する」という人がちらほらいたので、冊子にキャプションを書いている意味がないなと思ったのです。
「冊子の解説を読む時は、作品の正面に立たない」ということを全観覧者が意識していればいいんですけど、現実的にはそうしない人も少なくなかったんですね…。
大阪展では、通常の美術展と同様に、展示作品近くの壁面にキャプションが掲示されています。
キャプションの周辺はやはり混雑していたので改善は必要ですが、観覧者全員に冊子を配布して、その分観覧料が高くなるよりはマシだと感じました。
大阪展ではフェルメール作品をより近くで鑑賞できる
東京展では「フェルメール作品から観覧者まで距離」がやや遠めでしたので、単眼鏡や双眼鏡がないと、作品の細部を見づらいのではないかと感じました。
(フェルメール以外の作品は、比較的近い距離でみることができました。)
大阪展では東京展と比べると、かなり近い距離でフェルメール作品を鑑賞できました。
日本初のフェルメール展は2000年の「フェルメールとその時代」展でした。
日本のフェルメールブーム本格化のきっかけとなった展覧会ですが、その会場となったのは大阪市立美術館1ヶ所でした。
なので2019年の展覧会は大阪市立美術館19年ぶりのフェルメール展開催となるのです。
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