2018年(平成30年)の秋に東京の上野の森美術館でフェルメールの展覧会が開催されます。

有名だけど現存作品が少ないフェルメールの作品のうち、8点が来日して公開されます。

2018年注目の展覧会のひとつとなること間違いなしです!概要や展示作品などを紹介します。




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Contents

開催概要

展示会場

  • 上野の森美術館

 

所在地:東京都台東区上野公園1−2

 

下記記事では美術館最寄り駅のJR上野駅から上野の森美術館までのアクセス方法を画像で詳細に説明しています。

 

展覧会期間

  • 2018年10月5日(金)~2019年2月3日(日)

 

会期は約4ヶ月間。

フェルメール展は大阪に巡回するので、関西にアクセスしやすい場所にお住まいなら大阪の巡回展に行くのも良いでしょう。

(展示作品は東京展と一部異なります)

 

展示作品

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フェルメールは有名な画家ですが、寡作であることも知られていて、現存するのはわずか35作品(専門家によって見解は異なります)。

 

2018年のフェルメール展ではそのうち8点が展示公開されます。

 

2017年12月時点ではそのうち4点の作品名が明らかになっている展示作品の一覧は次の通り。

フェルメール展の展示作品一覧

  1. 牛乳を注ぐ女
  2. マルタとマリアの家のキリスト
  3. 手紙を書く婦人と召使い
  4. ぶどう酒のグラス
  5. 未発表
  6. 未発表
  7. 未発表
  8. 未発表

大阪展でしか展示しないフェルメール作品も予定。

 

牛乳を注ぐ女

  • 制作年代 :1660年頃
  • 所蔵美術館:アムステルダム国立美術館」
  • 技法など :油彩・カンヴァス
  • サイズ  :45.5cm × 41cm

 

フェルメール作品のなかでも、特に有名な絵画のひとつ。

牛乳を注ぐ下女を描いた風俗画。

 

 

マルタとマリアの家のキリスト

  • 制作年代 :1654~1656年頃
  • 所蔵美術館:スコットランド・ナショナル・ギャラリー
  • 技法など :油彩・カンヴァス
  • サイズ  :185.5cm × 141.5cm

 

フェルメールの最初期の絵画のひとつ。

現存するフェルメール作品のなかで最大の大きさ。

 

キリスト、家事を気にかけるマルタ、キリストの教えを聞こうとするマリアの3人を描く。

フェルメールとしては珍しい主題の作品。

 

 

手紙を書く婦人と召使い

  • 制作年代 :1670~1671年頃
  • 所蔵美術館:アイルランド・ナショナル・ギャラリー
  • 技法など :油彩・カンヴァス
  • サイズ  :72.2cm × 59.7cm

 

フェルメール後期の作品。

手紙を書く女主人と窓の外を眺める下女を描く。

 

 

ぶどう酒のグラス

  • 制作年代 :1661~1662年頃
  • 所蔵美術館:ベルリン国立美術館
  • 技法など :油彩・カンヴァス
  • サイズ  :45.5cm × 41cm

 

今回のフェルメール展で日本初公開。

フェルメールの初期から中期にかけての過渡期の作品。

ワインをすすめる男性とワインを飲む女性を描く。

 

フェルメール以外のオランダ黄金期の画家の作品も展示

フェルメール展ではフェルメールの作品だけでなく、オランダ黄金期を代表する下記の画家の作品も展示公開。

  • ハブリエル・メツー
  • ピーテル・デ・ホーホ
  • ヤン・ステーン など

展示作品数は約40点。

 

チケットは日時指定入場制

これまで日本で開催された美術展覧会のなかでフェルメール作品が最も多く展示されたのは、2008年に東京都美術館で催された「フェルメール展」の7点。

2018年の上野の森美術館のフェルメール展は、それよりさらに多い史上最多の8点が集結。

 

 

大混雑が予想されるため本展覧会では日時を指定して入場する形式で運営されます。

 

2017年に上野の森美術館で開催された「怖い絵展」では長蛇の列ができ、タイミングによっては超人気アトラクション並みに待ち時間が長い展覧会となったことは記憶にあたらしいです。

待ち時間を減らし、時間を指定して入場者数を制限することで、ゆったりと観覧できるようにする試みはいいと思います。




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